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更新日:2016.05.27 /

横綱の綱は、生き神様

大相撲、5月場所がはじまる前のこと、なんとご近所のある相撲部屋『宮城野部屋』で横綱の綱打ちに立ち会うことができました。

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5月場所前、横綱白鵬による土俵入りの綱を大勢でなっていきます。最初、長い晒(さらし)に銅線と麻ひもを巻き込み、出来上がったときの綱の強度をあげます。

北斎ヨガでも、力士の姿をもとにヨガすることが時々あります。北斎漫画には、相撲の絵がいくつも見られるんですよ。江戸時代、庶民の間でも、相撲はよく行われていたました。絵にみられる細めの方は、力士というより、市井の人々だったのかもしれませんね。

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かつて江戸時代は褌には魂が宿るとされていました。もっというと、肚こそ魂の在り処であり、褌を締めることによって、肚が締まり凛とする感覚を持ったのではないでしょうか。

褌と横綱は同じではないものの、肚(はら)で締めるということでは同じ。宮城野部屋の力士の方より「横綱の綱は『生き神』」と聞き、わたくしオカザキは妙に納得してしまいました。

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20人程の力士達が「ひーふーみー いち、にち、さん」と大きなかけ声とともに綱を打っていきます。大勢の力士達が息を合わせてつくりあげる様は、命を吹き込んでいくようにも思えました。

DSCF3676下に1人綱を引く人が入ります。

DSCF3663張り手の稽古でつかう大木にまきつけて、かなりグイっと引っ張りながら綱打ちします。

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DSCF3688横綱白鵬  綱の長さを確認中

DSCF3692出来上がりました。1時間半くらいかけ皆でつくりあげた新しい綱です。
大勢の力士達が、たった1枚の薄い晒を練り込み綱打ちしていく過程そのものが神が宿っていくプロセスのように感じました。力士の皆様、宮城部屋の皆様、いい機会をありがとうございました。